Webコンテンツの書籍化

吉祥寺で行列に出会った。

松坂牛メンチカツの「サトウ」や羊羹の「小笹」など、吉祥寺で行列は見慣れたもの。しかし今回はどうも様子が違う。カメラのフラッシュがバシバシたかれている。先頭に回ってみて、ハッとした。「小野法師丸先生サイン会」である。一瞬誰か分からかったが、「テーマパーク4096」の法師丸さんだ。

法師丸さんを生で見てしまったショックもそこそこに、最近のWebコンテンツの書籍化ブームについて考えた。「電車男」や「今週妻が浮気します」、ブログの書籍化など、その例は枚挙に暇がない。どれも来年にはブックオフで「猿岩石日記」並の平積みセールが見られる気がするが、裏を返せばそれだけ販売実績があるわけで…。これってバブルだよなあ。

人気マンガのドラマ化など、いまテレビ業界は既存のコンテンツを流用する「安全策」に走っている。出版業界でのそれがWebコンテンツの書籍化なんだろう。「本として売れる」と思われるほどWebが充実したことが喜ばしい一方、結局Webというメディアが紙メディアに食われる展開は寒い。

でもこの手のメディアミックスは今後も発展していくと予想。書籍化が一段落したら、次はFlashアニメがテレビで流れたりすんだろーなあ。Web系の人は、一歩先を見据えて動いた方が良さそうですな。

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