THE SUIT COMPANY

bookmark の方でも取り上げたけど、青山商事が展開する「THE SUIT COMPANY」などのブランド戦略が素晴らしいな、と。

量販店のスーツというとおっさん臭いイメージが強いけど、間違いなく若者にも需要があるわけで。そこをちゃんと拾って2000年末に出たのが、はるやまの「Perfect Suit FActory」やアオキの「SUIT DIRECT」(現ORIHICA)、そして青山の「THE SUIT COMPANY」。低価格でそこそこの品質、そして何より店舗に流れる空気が若いことで、一躍人気ショップになった。そりゃあ、巷でフレッシュマンとか言われてんのに、オヤジと同じ店でスーツ買いたくないもんな。夢見たいもんな。バッタの出す汁って臭いもんな…関係ないけど。

どこもスタートラインは同じだった。けど、その後のブランド戦略で、青山商事は違った。「THE SUIT COMPANY」を筆頭に、5年間でかなりのサブブランドを発生、順調に利益を得ている。700万にも及ぶ顧客データをCRMでごにょごにょしたりして、堅実なマーケティング活動を行っている賜物でしょう。しかも、ブランド間で事業シナジーがあるのも素晴らしい。マーケティング活動の良い事例なんじゃないだろうか。

で、一方のはるやまは「Perfect Suit FActory」のあと、なぜか「釜たま」なるうどん屋を展開中。なぜ。これもマーケティングの結果なのか。スーツと言えばうどんなのか。

紳士服業界はかなり市場もでかいので、この辺もうちょい細かく数字とかも見ていったら面白そうですな。

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yamamichi at 2005年7月14日 16:06

やばっ!すげー笑った(笑)
いやでも話の内容は非常に勉強になりますね。

モノがすげー多いですからね。そしたら的確に供給するのは非常に重要なことですね。
と、マーケティング侮れないな、と思いました。

toru at 2005年7月19日 16:17

スーツ → ビジネスマン → 時間がない → 昼飯はうどんで簡単に☆
なるほど、マーケティングの奥深さを痛感させられるッ!!

(まぁ、連想ゲームか、コレは)